茨木市の矢木鍼灸院。

喘息

喘息とは呼吸に際して、気道から発するゼーゼーやヒューヒューなどの音で、気道の一部に狭窄あるいは不完全閉塞がある場合の雑音です。また喘息を伴う発作性の呼吸困難を症候群を喘息と総称します。
１．気管支喘息
気管および気管支が種々の刺激に対してその反応性が高まった状態で、気道系の広範囲な狭窄によって特徴づけられますが、狭窄が自然にまたは治療により改善します。症状は喘鳴を伴う発作性の呼吸困難で吸気より呼気時の呼吸困難が著名で、呼気の延長が認められ、喘息は呼気時に強く現れます。呼吸困難は労作と関係なく突発的に起こり、粘稠で切れにくく、咳を伴うこともあります。緩解期にはほとんど症状はありません。家族歴、既往歴にアレルギー疾患を認めることが多いです。
○鍼灸治療方針：自律神経を調整し、気道の過敏性を抑制し、発作の軽減・予防、その他の症状の改善をはかります。胸部・背部などの圧痛、硬結などの反応を調べ、反応の著明な経穴に鍼灸治療を施します。