茨木市の矢木鍼灸院。

黄疸

黄疸はビリルビンが何らかの原因で血液中に増加し、全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着した状態です。通常は肝炎や肝硬変などの肝臓の病気がある場合や胆汁の排泄経路である胆管系に異常がある場合や血液の中に含まれる赤血球が破壊される溶血の場合にも現れます。体質性の黄疸、また先天的に肝臓でのビリルビンの処理が障害されている場合もあるため、黄疸を自覚した場合には、直ちに医師の診察を受けて下さい。黄疸があるかどうかは、眼球の白い部分をみて行います。症状は全身の倦怠、疲労感、皮膚のかゆみ、感冒様症状、 発熱、尿の色が濃くなるなどがあります。しかし、体質的の黄疸では 黄疸以外の症状がほとんどみられません。
１．溶血によるもの・溶血性貧血
２．肝蔵の障害によるもの・肝細胞性黄疸
代表的な疾患は急性肝炎で、ウイルス、薬剤、アルコール、自己免疫など様々な原因でおこります。慢性肝炎では通常は黄疸はみられません。肝硬変で 黄疸が現れた場合は、肝細胞の機能がかなり低下しています。
４．胆汁の流れが障害されるもの・閉塞性黄疸
肝内の胆汁うっ滞するもので、急性肝炎にみられます。ウイルスや薬剤などが原因となっておこります。外科的な治療が必要な閉塞性黄疸は結石、腫瘍などが原因となり胆汁の排泄路である胆管が狭窄して黄疸をきたします。
５．体質性のもの・体質性黄疸
〇鍼灸治療方針：肝機能の回復と症状の改善を目的に鍼灸治療を施します。