インポテンツ
泌尿器系の鍼灸適応疾患＞インポテンツ
インポテンツ(ED・勃起不全)
性交時に有効な勃起が得られないため満足な性交が行えない状態をインポテンツといい、器質的原因、機能的原因などによって生じます。症状
①器質的な原因の場合は注意を要します。脳卒中、脳・脊髄・会陰部などの外傷後あるいは骨盤内臓器の手術後にインポテンツが生じたもの、または口渇・多尿・体重減少など糖尿病の症状を伴うもの(神経系の器質的変化など)神経系の器質的変化によるものは知覚(特に陰部、会陰部)、反射(肛門反射、睾丸筋反射など)運動などに異常が出現します。
②2次性徴(睾丸容積や陰茎の増大、陰毛や腋毛の発生、変声など)の発現のないもの、あるいは性欲低下、体毛の減少などを伴うもの(内分泌性インポテンツ)
③排尿に関する症状、あるいは陰茎、会陰部など症状を伴うもの(泌尿器科的疾患に伴うインポテンツなど)
１．心因性インポテンツ
性機能に関係する器質的病変がなく、かついわゆる精神病(分裂病、うつ病など)から除外されるもの。内因として本人の性格、心理状態、体質、素質に精神的、肉体的な外因(疲労、ストレスなど)が作用して発症します。機能的インポテンツでは、マスターベーション、視聴覚的刺激などにより陰茎の増大、陰茎硬度の増加がみられる。また正常人と同様に夜間睡眠時(レム睡眠相)の勃起もみられる。
鍼灸治療方針：自律神経の調整および精神、心理面での安定をはかり、症状の改善を行います。勃起あるいは勃起の抑制を支配する自律神経の下位中枢と密接に関連する仙骨部、腰部、下腹部などの圧痛・硬結などの反応がある経穴あるいは反応点に鍼灸治療していきます。
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| 鍼灸は東洋医学に基づく治療法 |
| 鍼灸は東洋医学にもとづく治療法です。心身のバランスを整え、病気になる前の未病の段階で体調を整えます。東洋医学では、人が生きていくうえで重要な３つの要素、気・血・水がスムーズにめぐることで健康が保たれます。気・血・水が全身を流れる道を経絡といいます。経絡上にある気・血・水を調節するポイントが経穴(ツボ)です。WHOでは361穴のツボを認定しています。 東洋医学用語集 治療用語集 |
| 鍼の治療効果って？ |
| 髪の毛ほどの非常に細いステンレス製の鍼をツボに刺入しツボに刺激を与えて気・血・水の流れを調節し、体調を整えます。特に鍼には鎮痛(ちんつう)・鎮静作用、消炎作用、自律神経の調節による内臓の活性化、免疫作用をアップするなどの効果があるといわれています。 |
| 灸の治療効果って？ |
| 灸の温熱やもぐさの生成分が経穴から体に浸透し、気・血・水の流れを調整し、体調を整えます。冷え症の症状や肩こり、腰痛、婦人科の悩み以外にも免疫作用のアップ、病気の予防改善、体質改善、特に灸には増血作用、止血作用、強心作用などの効果があるといわれています。 |
| 美容鍼灸 |
| 鍼灸はからだの根本を治療していきます。からだの内面を整えることと細胞を活性化することで若々しさを保ちます。気・血・水の流れもよくなりますので、むくみ、目のくま、しみ、肌荒れ、不眠、生理不順など様々なトラブルも改善していきます。 |
