顔面神経マヒ
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顔面神経麻痺
顔面神経の走行中になんらかの原因によって神経の伝導が絶えて麻痺が発症します。脳出血や脳腫瘍などの脳の病変により神経が損傷されて生じる中枢性麻痺や損傷性、耳性、腫瘍性の末梢性麻痺のものは注意を要します。１．ベル麻痺
原因は明らかではありませんが、神経に対する血行不全のため、顔面神経管内に浮腫を来たし、圧迫されて伝導障害になり麻痺を起こすと考えられます。症状は患側のしわがなくなり、しわ寄せ不能、眼を閉じることが不十分、強く閉眼すると眼球は上方に回転するベル現象、口は開き口角は下がった状態、口笛は吹くことができず、食べ物は患側口中にたまります。障害部位により患側の舌前2/3の味覚障害、聴覚過敏、唾液や涙の分泌低下で眼が赤くなるなどが出現します。
○鍼灸治療方針：血行を良好にし、顔面筋の委縮を防ぎ、神経機能の回復を促進させる目的で行います。
２．ラムゼーハント症候群
顔面神経麻痺の80％がベル麻痺であり、残りがラムゼーハント症候群といわれています。水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹ヘルペスウイルスが顔面神経に感染して起こります。耳(外耳道・耳介)に疼痛を伴う疱疹あるいは発赤がみられ、同側の末梢性顔面神経麻痺を生じます。水痘、帯状疱疹ヘルペスウイルスにより髄膜炎を併発することがあります。
○鍼灸治療方針：血行を良好にし、顔面筋の委縮を防ぎ、免疫機能回復、神経機能の回復を促進させる目的で鍼灸治療を行います。
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| 鍼灸は東洋医学に基づく治療法 |
| 鍼灸は東洋医学にもとづく治療法です。心身のバランスを整え、病気になる前の未病の段階で体調を整えます。東洋医学では、人が生きていくうえで重要な３つの要素、気・血・水がスムーズにめぐることで健康が保たれます。気・血・水が全身を流れる道を経絡といいます。経絡上にある気・血・水を調節するポイントが経穴(ツボ)です。WHOでは361穴のツボを認定しています。 東洋医学用語集 治療用語集 |
| 鍼の治療効果って？ |
| 髪の毛ほどの非常に細いステンレス製の鍼をツボに刺入しツボに刺激を与えて気・血・水の流れを調節し、体調を整えます。特に鍼には鎮痛(ちんつう)・鎮静作用、消炎作用、自律神経の調節による内臓の活性化、免疫作用をアップするなどの効果があるといわれています。 |
| 灸の治療効果って？ |
| 灸の温熱やもぐさの生成分が経穴から体に浸透し、気・血・水の流れを調整し、体調を整えます。冷え症の症状や肩こり、腰痛、婦人科の悩み以外にも免疫作用のアップ、病気の予防改善、体質改善、特に灸には増血作用、止血作用、強心作用などの効果があるといわれています。 |
| 美容鍼灸 |
| 鍼灸はからだの根本を治療していきます。からだの内面を整えることと細胞を活性化することで若々しさを保ちます。気・血・水の流れもよくなりますので、むくみ、目のくま、しみ、肌荒れ、不眠、生理不順など様々なトラブルも改善していきます。 |
