不眠
神経系の鍼灸適応疾患＞不眠
不眠
騒音などの外界からの刺激や日常生活の乱れなどによる機会性不眠と、痛みなど睡眠を阻害する要素を持つ身体疾患や精神病、神経症に起因する症候性不眠に分類されます。不眠症状の型としては入眠障害、早朝覚醒、熟眠障害、まったく眠れないなどがあります。また執着傾向や脅迫症状など異常な精神状態のみられるもや早朝に眼が覚めてしまう、無気力などの症状があるもの(うつ)などがあります。１．機会性不眠
外界の刺激や生活習慣の乱れ、一過性の精神緊張などによって正常な睡眠が妨げられたり、睡眠リズムがくずれたりするものです。多くの原因がなくなれば症状は改善されますが、臨床的に問題になるものは、不眠による精神的興奮の持続、自律神経の乱れ等の悪循環により症状が固着傾向になるものです。
○鍼灸治療方針：精神的興奮を鎮静させ、さらに鍼灸治療による全身調整をはかり悪循環を断ち切ります。
２．神経症性不眠
前述した機会性不眠が心理的機制により完全に固着してしまう場合と、さしたる誘因も認められないにもかかわらず発症する場合とがあります。いずれも本人の性格傾向が大きく関与しているとされます。
○鍼灸治療方針：機会性不眠と同様ですが、心理的な配慮もしっかりしていきます。
|
|
| 鍼灸は東洋医学に基づく治療法 |
| 鍼灸は東洋医学にもとづく治療法です。心身のバランスを整え、病気になる前の未病の段階で体調を整えます。東洋医学では、人が生きていくうえで重要な３つの要素、気・血・水がスムーズにめぐることで健康が保たれます。気・血・水が全身を流れる道を経絡といいます。経絡上にある気・血・水を調節するポイントが経穴(ツボ)です。WHOでは361穴のツボを認定しています。 東洋医学用語集 治療用語集 |
| 鍼の治療効果って？ |
| 髪の毛ほどの非常に細いステンレス製の鍼をツボに刺入しツボに刺激を与えて気・血・水の流れを調節し、体調を整えます。特に鍼には鎮痛(ちんつう)・鎮静作用、消炎作用、自律神経の調節による内臓の活性化、免疫作用をアップするなどの効果があるといわれています。 |
| 灸の治療効果って？ |
| 灸の温熱やもぐさの生成分が経穴から体に浸透し、気・血・水の流れを調整し、体調を整えます。冷え症の症状や肩こり、腰痛、婦人科の悩み以外にも免疫作用のアップ、病気の予防改善、体質改善、特に灸には増血作用、止血作用、強心作用などの効果があるといわれています。 |
| 美容鍼灸 |
| 鍼灸はからだの根本を治療していきます。からだの内面を整えることと細胞を活性化することで若々しさを保ちます。気・血・水の流れもよくなりますので、むくみ、目のくま、しみ、肌荒れ、不眠、生理不順など様々なトラブルも改善していきます。 |
